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始祖鳥の生痕(落書き)

「発作的に描いちゃった」さまざまないろいろを展示するコーナーです。

第1回『フローネとメルクル』
(名作劇場『ふしぎな島のフローネ』より)
1999年4月25日執筆
第2回『ボーンフリー号』
(『恐竜探検隊ボーンフリー』より)
1999年6月20日執筆


『ボーンフリー号』 1999年6月20日執筆
ボーンフリー号

勢いにまかせて描きました。下書きから完成まで1時間かかっていません。(^^;
 広角レンズを使ってアオリ気味で撮影した雰囲気にしたかったのですが、中央部のふくれあがりと端のほうのゆがみをうまく描けず、単なるいんちきパースペクティブになってしまいました。
 詳しいディティ−ルを思い出せず、断片的な記憶と資料を組み合わせて描いたものなので、おそらくオリジナルとはかなり違っているのではないかと思います。

今から23年前、1976年に放映された『恐竜探検隊ボーンフリー』は特撮とアニメーションを組み合わせたSFテレビ番組でした。
 正確に言えば、恐竜はハリーハウゼンばりの人形アニメーション(ダイナメーション?)、メカは円谷プロ得意の実写特撮で、登場人物はセルアニメーションで描写するというあたらしい試みがとりいれられています。しかし、この作品が当時において画期的だったのは技術的な面よりもむしろ、ボーンフリー隊の目的が、『陸海空それぞれを受け持つメカを駆使し、恐竜を密猟者その他から保護、救出する』ことにあった点にあったとわたしは思うのです。

 このころの恐竜のイメージといえば凶悪な怪獣そのもので、登場するとすぐに『さあ、やっつけろ』という展開になるのが常でした。『〜ボーンフリー』の後番組である『恐竜大戦争アイゼンボーグ』も『恐竜=怪獣』というプロットに戻ってしまいましたから、『〜ボーンフリー』のテーマは当時の視聴者には受けいれられなかったということなのでしょう。そのためか、この作品は残念ながらわずか半年で放映を終えています。

 しかしながら、『恐竜を救出する』という『〜ボーンフリー』のテーマはたいへんに現代的であり、魅力的なものです。恐竜それ自体のの描写も当時としてはたいへん質の高いもので、恐竜は『怪獣』ではなく、あくまでも『動物』として描写されていました。(国立科学博物館の小畠郁生氏が監修を勤めています。古生物学関係の入門書や図鑑には必ず登場するかたです。)

 それに忘れてはならないのが『悪役の改心』です。密猟者の女ボス(だったと思います)が改心し、最終回には主人公と協力して恐竜を救うというエピソードがあったと記憶しています。わたしは、この作品の数年後に放映された『未来少年コナン』でモンスリーがコナンの味方になったのを見て、『まるでボーンフリーのようだ』とまで思ったほどです。(^^;

 わたしが子供の頃にこの作品から受けたインプリンティングはいまだ健在で、わたしの恐竜好きは、ほとんどこの作品に由来しています。
 機会があったらもう一度見てみたいものですが、マイナーな作品ですから、たぶん無理でしょうね。(^^;




『フローネとメルクル』 1999年4月25日執筆
フローネとメルクル  『ふしぎな島のフローネ』から、今回はフローネとメルクルを描いてみました。

今朝、起きると同時に、無性にフローネを描きたくなりました。目がさめる直前まで、夢の中で『裸足のフローネ』(※1)が鳴り響いていたのです。
 ところが、わたしの手持ちの資料といえば『名作アニメテーマソング集(20周年記念)』のパッケージしかありません。その20作品にわたる名劇キャラクター群像のなかに確かにフローネはいるのですが、その体長は約25ミリメートル、メルクルにいたっては15ミリメートル。(^^; 畢竟、髪型くらいしか参考にならず、『こんなもんだろう』とばかりに、うろおぼえの状態で描きました。そういう事情のため、劇中のものとは大きくちがっているのではないかと思います。

 参考までに妹に見せたところ、開口一番『似てない』と言われました。
 (かろうじてフローネであることは理解してもらえたようではあります。)

【注釈】
※1 裸足のフローネ
 『ふしぎな島のフローネ』の主題歌です。わたしにとって、この曲と松田聖子のサンゴ礁の歌は、切り離しがたくイメージが重なっています。時期が近かったせいもあるかもしれません。

※2 ふしぎな島のフローネ
 ――『ふしぎの海の〜』『七つの海の〜』『青い海の〜』『海の〜』『南の虹の〜』――
 類似品にご注意ください。(^-^)




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